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  • 執筆者の写真大槻

横浜市人権啓発講演会の備忘録




今回はねこちゃんとは関係ないお話しになります。



ただ、このようにSNSなどを利用し情報発信している立場として、


勉強しておきたい内容でしたので参加してきました。



「~withコロナの時代:SNS上の誹謗中傷を考える~インターネットと人権」


というテーマで、スマイリーキクチさんが講演されました。



参加した時にいただきたものの一部です



約2時間と長い講演でしたが、お笑い芸人さんだけあって、


お話しがとても聞きやすく、わかりやすいのであっという間に感じました。




まず最初におっしゃっていたのは


「自分はSNSをやらないから関係ないと思わないこと」


です。



ネット中傷などの被害に遭われた方のほとんどが


「まさか自分が被害にあうと思わなかった」とおっしゃるそうです。


自分が発信していなくても、


発信している人にあることないことネットに書かれ

それがきっかけに、自宅が特定されて暴漢に襲われたという恐ろしい事件について


話されていました。




“ネットの先には恐ろしいことを考える人間がいる”


このことを心にとどめておきましょう。




スマイリーキクチさんは1999年にある殺人事件の犯人の一人だという


デマをたてられてから、それが拡散され、心無い誹謗中傷に悩まされました。



2003年ころ一度終息しましたが、2006年ころ再燃。


それから終息→再燃を繰り返し、警察が複数の加害者を特定し書類送検するまで


10年以上の時間がかかったそうです。



実はいまだにブログなどのコメントに心無いものを書かれるのはなくなっておらず、


20年以上経った今でも完全に解決したわけではないとのことでした。



そして加害者たちは誰かの書き込みでスマイリーキクチさんが殺人犯であると信じ、


恐喝ともとれる誹謗中傷のコメントを書き続けていたのですが


彼らは口をそろえてデマを信じ正義感からやった、自分たちも被害者だ、


と言っていたそうです。



でもスマイリーキクチさんは


「デマを拡散することは同罪になる」(デマを書き込んだ人と同罪になる)


と強くおっしゃっていました。



情報リテラシーが大事です。


拡散する前に


◇誰が書き込んだのか疑う


◇発信者の過去の投稿を確認


◇確固たる証拠がわかるまで情報を寝かす


上記の点に気を付けましょう。




これはシッターの個人的な経験ですが、猫にかかわる保護団体のブログ記事を


拡散してほしいとお願いされたことがありました。


ですが私自身がその保護団体の活動実態を生で確認していたわけではないので、


お断りしたことがあります。


今はボランティア活動を隠れ蓑にして、不正にお金を集めたりする団体もあるからです。



拡散してほしいといわれた団体の実態がそうかはわかりませんし、


おそらくきちんと活動されている団体なのだろうと思います。


でも、自分の目で確かめていない情報は拡散すべきではないという考えです。




スマイリーキクチさんのお話をうかがって、自分の考えは間違っていないのだ


と安心しました。



他にも子供にスマホを持たせる時の注意点


(実際未成年がSNSをきっかけに様々な犯罪に巻き込まれています)


など、幅広い内容をお聞かせくださいました。




もしご自分や家族、身近な友人などがネットでの誹謗中傷被害にあった時の対処法は


◇被害の証拠を集める


◇(事実と違う内容を書かれた時)否定する


◇刑事告訴しますと警告する


◇心無いコメントには反論しない


上記のとおりです。



そしてひとりで悩まずに相談窓口に、とのことでした。



SNSで情報発信する立場としても、受信する立場としても気をつけていこうと思った


とても深い内容の講演会でした。









「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。

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※掲載している写真などは西谷ねこのお世話屋が撮影したものか、

写真ACサイトより、著作権フリーの画像をダウンロードしたものです。




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