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  • 執筆者の写真大槻

猫ちゃんの冬の脱水にご注意!(寒くてもやはり水分補給は、猫ちゃんにとってとても大切です)




こんにちは。


横浜市で猫専門ペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。



今回は、


「冬の脱水」


についてのお話しです。


我が家で起きた失敗から、皆さんにシェアできればと思いました。




実は1か月以上前のことですが、我が家の大柄茶トラ猫のリキが脱水症状になり、


動物病院で2度の点滴を打ちました。



動物病院に連れていく前の症状は以下のとおりでした。



◆ 目の力がわずかだが、弱い


◆ 右耳が少しだけ伏せている


◆ 食欲があまりない


◆ あまり動かないで、じっとしている








写真のとおりの大柄な子なので、普段は食欲が旺盛です。(画面左)



ところが、あまりごはんを食べようとしない。。。



いつもは、空のお皿とわたしを見つめて、ごはんくださいアピールをするはずなのに



それがないので、とても心配でした。




ですので動物病院に連れて行きました。



触診では異常は見つからなかったのですが、血液検査をしたところ脱水していることが判明し、その日にビタミン入りの点滴を注入しました。



当日と翌日の朝までは元通りになったかと思いましたが、また元気のない様子に戻りました。



水分と栄養を補給しなければいけないと思い、


・エナジーちゅーる


・総合栄養食ちゅーる


・カロリー2倍のパウチ(総合栄養食)


などを与えました。



最初の一口、二口は食べるのですが、すぐに食べるのをやめてしまう時もあり


その時は褒めながら、食べきるまでそばにいました。


食べきってくれた時には、涙を流しながら喜びました!


今まで食べすぎなことを、気にかけていたのにまったく逆の状況です。。。




それでも完全な回復は見受けられず、1回目の点滴から4日目にもう一度動物病院へ。


今度は食欲増進剤も入れた点滴をしました。



それからは食欲も戻り、動く時間も増えて安心しました。


1か月経った今も元気です。




2回の点滴という対処療法により回復したので、根本原因ははっきりとはしていませんが、


とにかく水分が十分に摂れていないため脱水していたわけです。




2022年1月は、初旬から寒い日が続いていたのでお水を飲めていなかったのだと思いました。


人間もそうですけど、寒いとなかなか水分を取るのを怠りがちになりますよね。



日頃から飲水量を確認していましたが


いかんせん我が家は5匹の多頭飼いです。


5匹全体での飲水量は把握できても、1匹各々の飲水量は正確に確認することが難しいです。



たまたま今回はリキだけが、脱水症状を起こしましたが、他の子たちも脱水するかもしれません。


反省しました。



5匹全員が十分水分を取れるように工夫しました。



その内容は、以下の通りです。


◎ 2日に1回だったウェットフードを、1日に1回に変更した。


◎ 総合栄養食のちゅーるをお湯で少し伸ばしたものを1日に1回与えた。


◎ 水飲み場を1か所増やした。



我が家はこの工夫で1か月様子を見ていますが、5匹全員元気に過ごしています。



もし飲水量を増やしたいと思っていらっしゃる方にとって、参考になったらうれしいです。



寒い季節でも、通年でもぬるめのお水が好きという猫ちゃんには、ごはんをあげるタイミングで、ぬるま湯をお皿にいれてあげるのもいいかもしれません。




それから、飲水量をチェックするのとあわせてオシッコの量も確認しておくことが大切です。



たとえお水をよく飲めてたとしても、オシッコが沢山出ているのでは、腎臓の働きが正常でない可能性も十分にあり得ます。


この場合は


「うちの猫は、よくお水飲めているから大丈夫!」


とは言い切れませんよね?



ですので、オシッコも一緒に確認しましょう。







使用しているトイレのタイプによりますが、


固まる砂でしたら、塊の大きさ。


崩れるタイプの砂なら、受け皿にしいたシートのおしっこのシミの大きさ。


システムトイレなら、シートのおしっこのシミの大きさ。


などで確認できると思います。



シッター自身は使用経験がありませんが、自動でオシッコの重量を測ってくれるタイプのトイレもありますね。



多頭飼いだと、個別の確認が難しいですが、1週間に1回くらいは


猫ちゃんがトイレに行くところに同行して確認してください。


(付いてこられるのがストレスな猫ちゃんには、こっそり観察がいいかもしれません)






「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。
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※掲載している写真などは西谷ねこのお世話屋が撮影したものか、
写真ACサイトより、著作権フリーの画像をダウンロードしたものです。


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