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  • 執筆者の写真大槻

ねこちゃんの災害対策について<基本編>2021年版



今回は災害対策の基本編です。





ねこちゃんの飼い主さんも、これからねこちゃんと暮らしたいと思っている




方にも大切なことになりますので、最後までお読みくださると嬉しいです。









1.災害対策のために知ってもらいたいこと




ここ10年を振り返ると、大規模な地震も数回ありますし



大雨や台風による水害など、全国で大きな災害が起きています。




その経験をもとに、環境省では




「人とペットの災害対策ガイドライン」



を制定しました。




ペットを飼っている人たちに、災害対策の具体的な方法とともに




いざという時には「ペットと一緒に逃げてください」



と同行避難を推奨しています。




「動物を守ることが、人を守ることだ」




かつて、ペットの防災についてのセミナーを受講した際に



講師の獣医師の方が一番最初に言っていた言葉です。



とても印象的な言葉です。





ペットを置いていけないから、と避難しないで亡くなられたケースや



置いてきたペットが心配で自宅に戻った際に被災したケースも



過去にはあったようです。。。



このような悲しい出来事は二度と起こらないようにしたいですね。




ただし、実際には避難所によってはペットは受け入れないところもあるのが現実です。。。



環境省がペットの同行避難を推奨していることを踏まえたうえで



お住まいの地域の避難所がペットを受け入れるかどうかを、



今日か明日にでも確認しておいてほしいと思います。



※平常時に確認することが大切です!



なぜなら急な災害時には問い合わせが殺到して電話がつながらない。


実際に2019年に関東を襲った台風15号、19号の時にはありました。



それからネット上では、ペット同行避難情報についてデマが流れて


避難所が混乱したというケースもありました。






ちなみに横浜市には動物専用の避難所が5か所あるとのことです。


かつ2021年1月に横浜市獣医師会が


「風水害時のペットの一時預かり」してくれる協力動物病院のリストを提供しています。


我が家のかかりつけ動物病院は対象でした。







さて、環境省のHPにガイドラインの一般飼い主編というのがあります。



わかりやすく災害対策についてまとめてありますので、



一度は目を通してもらえるといいのかなと思います。




リンクはこちら↓




※目を通すだけでなく、ダウンロードしてすぐに手に取れるところに置いてください!


なぜなら停電して充電出来なくなったら、スマホもパソコンも


ただの金属の箱です。








2.最初にしてもらいたい対策のこと




環境省のガイドラインにもありますが、



一番に気を付けてもらいたいことは



飼い主さんご自身の災害対策です。






ご自身を後回しにして、ねこちゃんの災害対策をしても




飼い主さんがケガをしてしまったり、亡くなられたりしては



ねこちゃんの命を救えません。






ですので




◎人間の避難グッズを準備する。




◎お住まいの地域の防災訓練に参加する。




◎避難所へのルートを実際に歩いてみる。




◎ハザードマップを手にいれる。




◎家具を固定したり、ガラス飛散防止をする。






他にもいろいろありますが、出来るだけの対策は




しておいてほしいです。








ちなみにシッターの地域の避難所は急な坂を登りつめた小学校なのです。



まず災害グッズを持って歩いていくのは難しそうだなと理解しています。


なので避難所へ行けないことを想定して、避難グッズを多めに用意しています。


ただし、避難所に避難しなければならないケースも想定して


いろいろ準備はしています。




3.日ごろの適正な飼養と健康管理が大切





突然の災害に見舞われたとき、例えば大きな地震が来て窓が開いてしまい



大切なねこちゃんが脱走してしまうかもしれません。




そういうケースも想定して



◎首輪をつけて連絡先を載せておく



または



◎マイクロチップを装着しておく



など「飼い主明示」をしておいてほしいと思います。


おしゃれではなく、機能として首輪を。。。





それから避難する時にスムーズにいくように




◎日ごろからケージに入ることに慣れさせる。




◎家族以外の人間や他の動物を怖がらないように慣れさせる。




◎ワクチンを定期的に接種する。




◎ノミダニ対策をしておく。 ※特に春~夏は大切!


西日本地域は重要です。




◎不妊手術をしておく。



◎完全室内飼いする。




◎避難先で提供されるフードを食べられるようにいろいろなフードを


ローテーションで与えておく。




◎適正な飼養頭数を意識する。




◎日ごろの健康観察を行い、災害避難時の健康状態との違いに気づけるようにする。







最後は駆け足になってしまいました。




気を付けてもらいたいことは沢山あります。




では、具体的にどうすればいいの?と思われた方もいらっしゃると思います。




次回より具体的な方法についてご紹介します。























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