★動物由来感染症について理解できます
★猫ちゃんとの暮らしで、どのように感染症を予防すればいいのかがわかります
こんにちは。
横浜市で猫専門のペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
いきなりですが、ズーノーシスという言葉をご存じですか?
動物由来感染症といい、動物から人に感染する病気の総称です。
わたしたちキャットシッターは動物取扱業者として
知っておくのは基本中の基本です。
ただ、一般の飼い主さんにはあまり馴染みのない言葉かもしれません。
(今回の記事の内容は、厚生労働省が発行している
「動物由来感染症ハンドブック2022」を元にしています。)
動物由来感染症・・・ちょっとこの言葉だけ見ると怖くなってしまいますよね。。。
実は日本は
・衛生観念の強い国民性
・温帯で島国
という理由でズーノーシスが比較的少ない国とされてきました。
ところが人間社会の多様化で、世界中の方が日本に来ますし
日本人も世界各国に行きます。
それにより、ズーノーシスの多い国に出入りすることによって
ズーノーシスに感染してしまうリスクが増えているのです。
これは動物のプロだけでなく、飼い主さんも知識として
知っておく必要があるということです。
ですので、今回取り上げることにしました。
実は病原体などは、ダニ類、蚊、土壌、食肉、ウィルス、細菌、真菌など
さまざまありますし、病名なども沢山あります。
ただ、すべてを覚えるのは不可能です。
(なぜならズーノーシスは今でも新しい病気が増えています)
ですので猫に由来ずるズーノーシスを3つご紹介します。
①猫ひっかき病
◇症状
1週間前後で受傷部の丘疹・水泡、発熱を示す
◇感染経路
菌は猫の赤血球内に存在する。
保護した猫に、嚙まれたりひっかかれたりして、皮膚から直接感染する
②トキソプラズマ症
◇症状
妊婦の初感染では胎児にも感染して、死流産や先天性トキソプラズマ症の可能性がある。
健康な成人や小児が初感染した時は多くは無症状だが、免疫が低下すると脳炎や肺炎を起こすことがある。
◇感染経路
猫はトキソプラズマの終宿主で、糞便中にオーシストを輩出する。
猫が排出したオーシストを直接または」間接的に経口摂取することによって感染する。
③重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
◇症状
初期症状は、発熱、全身倦怠感、消化器症状で、時に意識障害などの神経障害や出血症状が出現する。
重症化し、死亡することもある。
◇感染経路
感染マダニに咬まれて感染する。
マダニに咬まれて感染した猫からの咬傷(こうしょう)や接触からの感染例も多い。
ガイドラインそのままの言葉なので少し堅苦しい表現になってしまいました。
ちなみにオーシストとは
「原虫の生活環における、接合子が被膜などに覆われた状態。休止状態にあるが、宿主に取り入れられると増殖を始める。接合 子嚢 しのう 。」
だそうです。(コトバンクより引用)
特に③に関しては国内でも死亡例があるので、気をつけたいところです。
少し長くなりましたので、肝心の予防方法については次の記事でご説明いたします。
「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。
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