こんにちは。
横浜市で猫専門のペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。
シッターは朝日新聞社主催のまなびばsippo(リンクあり)で猫についての勉強をしています。
月額2200円で専門家から体系的に学べます。
毎月1回東京猫医療センター医院長の服部幸先生がLIVEを行っています。
今回はその備忘録です。
※注意※
服部先生も医学的な根拠がないが、なんとなく感じていることをお話ししていることもあります。
かつ、LIVEでお話ししていることをシッターなりの解釈でメモしています。
事実と異なる表現になっている可能性もあるという前提でお読みください。
◆尿路疾患について①
はっきりとした原因はわからないが、アメリカ、日本、ヨーロッパでは猫ちゃんのストルバイト発症が減少している。
逆にシュウ酸カルシウム結石の発症が増えてきている。
ストルバイト対策のフードが普及してきたからではないか?
またドライフードの普及により、水分摂取が減ってきていることも原因の一つと考えられるが因果関係ははっきりしていない。
動物病院で処方される療法食はどちらにも対応しているフードであるが、市販されている対策フードだとストルバイトにしか対応していないことが多いので注意が必要。
◆尿路疾患について②
多数の膀胱結石ができた高齢の猫ちゃんの治療方法についての相談。
結石を取る手術以外に負担の少ない方法はないか?
できている結石がストルバイトなのか、シュウ酸カルシウムなのかによっても提案する治療方法は変わる。
ちなみに、レントゲンで白っぽく映るのは、シュウ酸カルシウム。ねずみ色っぽく映るのはストルバイトの傾向がある。
もしストルバイトであれば、ストルバイトを溶かす効果のあるフードで対応することも可能。
もしシュウ酸カルシウムの場合は、対処療法として痛み止めを出す方法がある。
◆膀胱炎対策について
おすすめのお水はあるか?
どの水がおすすめ、というのはない。
どちらかというと、量を飲んでくれることが大切なので、好みの温度や流れているほうがいい、などトータルで、お水のあげ方を工夫してほしい。
◆猫ちゃんは流れているお水が好き?
流れているとよどんでいないので、腐ったお水ではない。本能的に感じ取り、流れるお水を好むのかもしれない。
それを実現するために循環型の給水機を使っている場合には、お水が腐りやすいので注意。
こまめに洗ってあげましょう。
◆扁平上皮癌について
直射日光に当たっているとなりやすいと聞いたが、1時間の日光浴は問題ないか?
毛色の白いねこちゃんは注意が必要かもしれないが、
何時間直射日光に当たると危ないというエビデンスはない。
日光浴の好きな猫ちゃんの楽しみを奪わない程度に気をつけてあげればいいのでは?
◆採尿について
動物病院で穿刺によって採取したもののほうが精度は高いが
もし病院が嫌いで自宅で採取するとしたら
◎柄のついたスポンジで取る
◎システムトイレのトレーに溜めて取る
◎チラシをシュレッダーしたものを砂に見立てて、染み込む前に取る
などの方法を試してみてはどうか。
◆トイレの砂が固まらない時
根拠はないが、腎臓病や糖尿病の時に固まらない時がある。
続くようであれば、受診してもいいかもしれない。
◆その他
◎膀胱炎や膀胱結石があっても、元気で、食欲はなくならないので、食欲遭ってもおしっこに異常がありそうな時は受診する
◎すい炎は猫ちゃんに非常に多い病気だが、診断が難しいし、確立した治療法がない。対処療法のみ。
また個別のケースについての相談もありました。メモするのも難しく、かつ個別の内容なのでブログには書かないでおきます。
1時間を超えるLIVEでは、なるほど!と思うことが沢山ありました。
本当に猫ちゃんのことを学ぶのは奥深いし、楽しいです。
「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。
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※掲載している写真などは西谷ねこのお世話屋が撮影したものか、
写真ACサイトより、著作権フリーの画像をダウンロードしたものです。
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