2020年11月1日13時から16時30分。
毎年この時期に開催されるシンポジウムですが、今年はコロナの影響もあり、
開催はないのかと心配していましたが、オンラインで開催されました。
今年のテーマは
「いくつになってもペットのいる生活。改めて様々なペットの魅力を知る。」
でした。
タイトルどおり、わんちゃん、ねこちゃんに限らず、
ウサギや魚、鳥の専門家の方もパネリストとして参加されていました。
普段はねこちゃんのことしか関わりのないシッターにとっては、
知ることのない他の動物の話しが聞けてとても楽しかったです。
基調講演は、テレビでのコメンテーターもされいらっしゃる、池田清彦先生でした。
約一時間、いろいろな動物についてお話しをされていました。
中でも印象的だった言葉は、
「さらに強いペットとの絆が必要」
でした。
コロナの影響により、当たり前だった会社通勤もなくなり
テレワークが浸透してきました。
それにより人との関わりよりも、自宅で過ごす時間が多くなりました。
それにより上記の言葉が出てきました。
特に、ねこちゃんは人間との意思疎通の出来る動物です。
人間の表情を読むのが上手な動物です。
ですので、人間(飼い主)も、ねこちゃんをよく観察して
絆を深めていけるといいですね。
それから池田先生は、もしこれから動物を飼い始めるなら
〇ペットの寿命を考える
〇自分の余命を考える
〇ペットロスのことも考える
上記3点を考えたほうがいいとおっしゃていました。
これは本当に大切なことだと思います。
それとシッターは初耳だったのですけど
「ねこのフン」についてのお話しがありました。
(池田先生はフンという表現をしていたのでそのままの表現を使います)
ねこのフンにはトキソプラズマという寄生虫が寄生しています。
↓
そのフンをねずみが食べると、トキソプラズマに感染します。
↓
感染すると、恐れがなくなる。
↓
恐れがなくなると、昼間もうろうろするようになる。
↓
そうするとねこに捕食される。
こういう構図が成り立つらしいです。
ちなみに、人間もトキソプラズマに感染すると勇敢になるみたいです!
「世のスタートアップ起業者は感染してるかもね~、調べたら面白いかもね」
と
笑いながらお話しされていました。
それから休憩をはさみ、パネルディスカッションに入りました。
ここでも他の動物の生態等面白いお話しが沢山聞けました。
パネリストとしても参加された池田先生の発言が興味深かったです。
ペットと暮らすことによって
「頭の中の多様性が増える」
「世の中の見方が変わる」
傾向があるそうです。
これらの言葉はまさにそうだな、と実感しているところがあるので共感しました。
少し派生して動物介在教育にも触れていましたが、割愛します。
パネリストの獣医師である清水宏子先生からは
動物をふれあいを持つことで、人間からも動物からも幸せホルモンである
「オキシトシン」が分泌されるというお話しがありました。
それからコロナの影響で在宅時間が増えたことにより、
飼い主さんがペットの異変に早く気付いて
動物病院に連れてきてくれることが多くなったというお話しもされていました。
動物病院からのお願いは、
待合室が「密」にならないように、事前に予約をしてから
動物病院に来てほしいとのことでした。
それと普段よく面倒を見る人がペットの情報をメモして、
持参してもらえるとありがたいそうです。
健康手帳が役立ちそうだと思いました。
あと「おおらかに育てよう!」とおっしゃっていました。
おおらかに育てていれば、緊急災害時などのトラブルも起こりにくいからだそうです。
ここは本当にそのとおりだと思いました。
乱筆乱文ですが、シンポジウムの備忘録は以上になります。
来年は会場開催なのか、今年のようにオンライン開催なのかはわかりませんが
もし時間の都合がつけばまた参加したいと思っています。
「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。
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※掲載している写真などは西谷ねこのお世話屋が撮影したものか、
写真ACサイトより、著作権フリーの画像をダウンロードしたものです。
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