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執筆者の写真大槻

第10回「第10回ペットとの共生推進シンポジウム」備忘録~ペットがもたらす健康効果~





こんにちは。横浜市で猫専門ペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。


2021年11月7日(日)に開催されたペットとの共生推進協議会主催


「第10回ペットとの共生推進シンポジウム」


の備忘録です。


実は当日視聴することが出来ず、アーカイブによる視聴になりました。


今回はその備忘録です。




まずは東京都立大学の星旦二先生の基調講演でした。


長年健康長寿の研究をされているそうです。


お話しいただいた内容を箇条書きします。専門用語も多くわかりにくいかもしれませんが、シッターの解釈を含めないためですのでご了承ください。



<高齢者とペット>


・ペットの世話をしている高齢者は長寿の傾向があり、かつ健康長寿だという研究結果がある

→特にペットのお世話を良くしている高齢者の健康寿命が長い傾向がある


・ペットがもらたす健康効果について、イギリスではすでに研究結果が発表されている


・我が国日本でも研究がはじめられてる


・ペットフード産業は幸せ想像産業である

→ペットと暮らすことによりQOLが上がることは、健康産業であり、教育産業であり、平和産業でもある


・心も温めて、体も温めることでがん予防につながる


・動物介在療法は抗うつ、認知症予防にもつながる


・犬猫をお世話することが、主観的健康観を維持させ、外出の頻度を高めることが要介護重症化を予防するという研究結果がある






<子供とペット>


・ペットの寿命は約20年、子供がペットと暮らすことで介護やターミナルケアを体験することが出来る

→心の成長につながる


・アメリカでは子供の心の治療の処方箋に「ペットを飼うこと」がある






次はパネルディスカッションでの発表です。


・日本のペットを飼っている世帯割合は約20%、アメリカの約50%に比べると少ない


・コロナ渦におけるペットの効果

→「ロックダウンによる孤独」を感じにくくなる。運動する機会も出来る。幸福感を感じられる。


・子供の成長過程における影響

人を思いやる心が出来る。社会適応力の発達。


・身体への影響

→ペットとの接触の時間が増えると血圧が下がる。心拍数も下がる。

→免疫力が上がる

→年間の病気になる頻度が下がる


・日本では高齢者にペットを譲渡しないことが多いが、ドイツではそういうことがない

→健康寿命に繋がる


・動物との共生が人との共生に繋がる


・モノ言えぬペットとの交流で、心を推し量ることが大切


・「共に生きることとは」一方的な愛情を送ることではなく、人と動物の間に

「愛情が生まれる」ことに大きな意味があると感じられる




他にもさまざまな研究結果などの発表がありましたが、犬に関することがらも多かったので、ここでは割愛いたします。



一言でまとめると


『ペットとの暮らしで得られる健康効果は、心身ともに大きい』


ということでしょう。



また、高齢者にこそペットを、という研究結果の反面、日本では60歳以上の高齢者には犬猫を譲渡しない風潮があり、この矛盾した状況を変えていく必要があるとのことでした。


人生100年時代を迎え、健康寿命が長くなればなるほど、ペットとの関わりが高齢者にとって大切になるに違いありません。


パネルディスカッションの中では


万一ご自分がペットのお世話を出来ない時にペットシッターの利用も検討できる、とおっしゃっている先生もいらっしゃいました。



わたしもまったくの同意見で、

キャットシッターをご旅行やご出張などの外出以外でも気軽に利用してほしいと思っています。


3時間と長いシンポジウムでしたが、学びの多いものでした。




「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。

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※掲載している写真などは西谷ねこのお世話屋が撮影したものか、

写真ACサイトより、著作権フリーの画像をダウンロードしたものです。





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