朝日新聞社主催まなびばsippoの「猫の正しいしかり方」セミナーを視聴しました。
講師は動物行動学の入交先生です。
その内容の備忘録です。
ねこちゃんが人間にとって「してほしくないこと」をした時に
その行動をやめさせたい時にしかると思います。
例えば、新聞を読んでいるときにその新聞に乗ってしまう。それをやめさせたい時。
「ダメ!」とか「こら!」と怒ってやめさせようとすることがあると思います。
でもこの行動には意味がありません。
猫には言葉が通じませんから、その罰に意味がありません。

効果的な叱り方には3つのルールがあります。
①その行動を行った瞬間
②その行動のたびに
③適切な強度をもって(ねこちゃんがギャーと叫ぶくらい)
この3つのルールを徹底するのは、なかなか難しいです。。。
動物の行動を続けさせる、またはやめさせるために「オペラント条件づけ」
という動物の行動を変化させる方法が証明されているので、
その方法をしてみるのがいいらしいです。
これに関しては学術的なので割愛します。
まず、やめさせたい行動をなぜするのか?ということを考えるのが大事です。
先ほど例にあげた「新聞を読むと新聞に乗る」のはなぜか?
大好きな飼い主さんの気を引きたい。
そして気を引きたいのは暇つぶしが出来ていない。
ということがわかります。
対策としては、乗ってしまう新聞を目の前から取り上げ
、大好きな飼い主さんは別の部屋に行ってしまいましょう。
新聞に乗ると、大好きな飼い主さんがいなくなるということを覚えさせます。
そして、その代わりに暇つぶしになる「ひとり遊び」できるおもちゃを与えます。
これを続けていくうちに、ねこちゃんは新聞に乗る行動をしなくなっていきます。
ひとり遊び用のおもちゃはネットで検索すると沢山出てきます。
良さそうなものを購入するのもいいでしょう。
または手作りしてもいいかもしれません。
ガチャガチャのケースに穴を開けて、おやつを入れる。
そうすると、遊んでいるうちにおやつが出てきて、ねこちゃんは夢中になります。
ただ注意なのは、ねこちゃんがしてほしくない行動をした時に
ケージに入れる罰を与えないほうがいいです。
なぜなら、ケージに入れるために抱きかかえる行為がご褒美になってしまうからです。
(大好きな飼い主さんにだっこしてもらえる♪とおもってしまうわけです)
これは新聞に乗るというイタズラの話に限ったことではありませんが
してほしくない行動をしそうになるものは、あらかじめ出しておかないというのが
安全です。
備忘録としては以上になります。
入交先生のおうちのねこちゃんに対する愛情あふれるエピソードも聞けて楽しい時間でした。
「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。
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※掲載している写真などは西谷ねこのお世話屋が撮影したものか、
写真ACサイトより、著作権フリーの画像をダウンロードしたものです。
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