よく猫のトイレの理想の数について「頭数+1」と言われていますね。
聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、本来は「頭数+1以上」が理想と言われています。
その理由について3つお話ししたいと思います。
1、頭数によって変わる
よく言われる「頭数+1」だと、1匹のおうちは2個ということになります。
では10匹のおうちは11個ということになりますが、
容易にそれだけでは足りなくなることが想像できますね。
2、ねこちゃんの性格によって変わる
我が家のように多頭飼いをしていると、
お気に入りのトイレでしかしない子もいれば
どこでも平気でする子もいます。
たとえ自分でトイレした後でも、
誰かが用を足したトイレを使いたがらない子もいれば
他の子が用を足した後のトイレでも使える子もいます。
性格にも個性があるように、トイレの使い方にも個性があります。
神経質に決まったトイレしか使えなくて、
キレイなトイレしか使いたくない子に基準を合わせて
多めに用意してあげたほうがいいです。
3、飼い主さんの生活環境によって変わる
誰かしらおうちにいて、すぐにトイレをキレイにすることができる環境なら
逆に少なくてもいいかもしれません。
留守が多くて、1日1回しかトイレ掃除してあげられない環境なら
頭数×3は必要になると思います。
今まで挙げた理由をもとに、シッターの家の場合で例を挙げてみましょう。
シッターの家には4匹の猫達がいます。
セオリーの「頭数+1」だと、5個用意することになりますね。
ただハナちゃんという8歳の女の子は
お気に入りのトイレが2か所しかありませんんし
一度でも使ったトイレは使えない超キレイ好きです。
ただシッターの家の場合は、朝晩2回はトイレ掃除できますし
日によっては日中も1回以上掃除することができます。
頭数、性格、環境などを考慮し、トイレは6個置くことにしています。
もし人間が留守にする時間が長めになる日には臨時で追加することもあります。
ですので、おうちのねこちゃんの頭数、性格、環境などを考慮して理想のおトイレの数を
考えてほしいです。
シッターのお客様のおうちでは、2匹に対して2個のおうちもあります。
セオリーどおりだと3個が理想ですが、粗相などの失敗もありません。
1匹に対して1個のおうちもありますし、3個のおうちもあります。
ベストな数は、ほんとうにそれぞれです!!
余談ですが、粗相の原因はトイレの数だけが問題ではなく、
いろいろな原因が考えられますので
ご注意くださいね。
ということで、ねこちゃんのトイレの理想の数についてお話ししました。
西谷ねこのお世話屋では、プロのキャットシッターとしての経験をもとに
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