こんにちは。
横浜市で猫専門のペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
2023年2月15日に開催されたペット防災セミナーに参加したので、
今回はその備忘録になります。
主催はNPO法人 全国動物避難所協会で、講師は加藤謙介先生でした。
正直どこでかは覚えていないですが、過去に加藤先生のお話しは
伺ったことがあるので楽しみにしていました。
早速ですが、今回のセミナーの大きなテーマの一つは
“『人とペットの災害対策』には、ペット飼育の有無にかかわらず、
災害時に誰も排除されず、地域の皆が助かる『インクルーシブな 防災・減災』
の観点が必要です。”
でした。
わたし自身はインクルーシブという言葉を初めて聞いたのですが
皆さんはいかがでしょうか?
調べてみたところ、
「仲間はずれにしない」、「みんないっしょに」という意味です。
今回のセミナーのテーマに当てはめると
ペットを飼っている人も、飼っていない人も、ペットも
助かるための防災・減災という意味にあるでしょう。
ペット防災というと
ペットが助かるための災害対策
と捉えがちですが、そうではなく包括的に取り組もうということです。
この観点はとても大切であるとお話を伺っていて感じました。
それから令和2年7月の豪雨の時はすでにコロナ禍でしたので
3密になりがちな避難所への避難を考えなくてはならない機会となったそうです。
ですので特にこの頃から「分散避難」という言葉が注目されました。
分散避難という言葉自体はもともとあるものです。
避難所に集中して避難をするのではなく、
例えば近所の親せき宅に避難させてもら、などです。
あとは、自分は避難所、他の家族は親せき宅、ペットは友人宅
など同じ家族でもばらばらに避難することも言えます。
とにかく感染症の拡大が心配な中避難所に避難することが全てではありません。
避難所以外にも安全に避難できる場所をあらかじめ確保しておくことが
大切です。
もうひとつこのセミナーで力強くおっしゃっていたのが
「適正な飼養」が本幹で、そのついでに「防災をする意識」でいることが大切
だということです。
マナーのある飼い主とペットであれば、避難所での避難生活も
ペットを好きでない人、飼っていない人にも受け入れられてもらいやすいです。
ここについては、今までシッターが受講した様々な防災に関するセミナーで
聞いてきた内容と同じです。
改めて適正な飼養をすることが重要だと認識しました。
セミナーでは熊本震災の時のペットが避難している時の状況の写真なども
見ることが出来ました。
悲惨な状況にあってもペットを大切な家族として守っている飼い主さんの姿には
心打たれました。
最後に加藤先生の質疑応答の時間があり、シッターも質問させていただきました。
どうすればペット防災、にゃんこ防災を飼い主さんに意識してもらえるか?
これについては
①地道に活動する
②すでに意識してもらっている飼い主さんに広めてもらう
がいいのではないかというご回答をいただきました。
なので、これからも地道に活動していこうと思いました。
「ねこちゃんとねこちゃんと暮らしている方の幸せを願って」います。
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いざという時のために、にゃんこ防災していますか?
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